中性脂肪を下げる方法

中性脂肪とは?

以前に比べて健康に気を遣う人が増加し、ダイエットについて、また体重の自己コントロール法について取り上げられることも増え、「中性脂肪」という言葉はよく耳にされるのではないでしょうか。

 

しかしながら、中性脂肪の詳細を理解しているかと言えば、理解度に乏しい人が珍しくありません。

 

良い機会ですから、中性脂肪とは何をさすのかについて分かるようになるためにここで取り上げていきます。

 

なぜ中性脂肪と呼ばれているのかですが、これはアルカリ性でも酸性でもないという意味です。

 

どういった形で中性脂肪が生成されるのかということについてですが、多量の脂質を食品から取り入れた場合や、糖質などを原料にして肝臓で生成されるものがあります。

 

次に、作り出された中性脂肪は皮下に蓄えられます。

 

中性脂肪はない方がいいのではと思われるかもしれませんが、実は良い働きもしていることを理解しておくようにしましょう。

 

もちろん増えすぎてしまうと中性脂肪は体調を崩す原因になってしまいますが、多くの必要不可欠な作用をもたらしているのです。

 

人の体のつくりは、エネルギー補給ができないときや、激しい運動をしているときなどには、中性脂肪を使って燃焼するメカニズムになっているのです。

 

その他、体温をコントロールしたり、衝撃に対してのクッション効果といったことでも中性脂肪は助けになっているのです。

 

それで、必要な場合のために皮下に貯蓄されている過度ではない中性脂肪であれば、何ら問題はありません。

 

しかし、食べる量が多すぎたり、あまり運動をしないために中性脂肪が許容量を超えると、脂肪層の貯蔵分が増大して、肝臓へのダメージや血管を傷めることになります。

 

このように多すぎる中性脂肪は、太りすぎてしまうだけでなく、健康そのものに悪影響を及ぼしてしまいます。

 

中性脂肪の標準値より増えてしまうと、高血圧や動脈硬化を呼び起こし、多くの病気の原因となる場合が多いので注意が必要です。

 

 


中性脂肪の値について

健康診断において血液検査が行われると、中性脂肪の数値を教えてもらえます。

 

健康診断の結果表のデータでは、血清脂質検査の欄に「中性脂肪」「トリグラセライド」「TG」の項目名で表示され、単位は「mg/dl」となります。

 

この数値はいくつ以内なら問題のない値といえるでしょうか。

 

日本医師会のウェブサイトを調べてみると、中性脂肪の基準値としては30〜180mg/dlとなっており、150mg/dl以上を高脂血症と定めています。

 

そして、今では厚生労働省が40〜74歳の年齢幅で医療保険加入者が受けることとしている特定検診(メタボ検診とも言われる)でも、特定保健指導が必要なのが150mg/dl以上の人と決定しています。

 

医療現場では、大抵、中性脂肪が150mg/dl未満の基準値の場合は正常値とし、150mg/dl以上になれば要注意、300mg/dl以上になってしまうと異常値(危険値)と診断されます。

 

しかし、短期間で数値が跳ね上がった場合などや、中性脂肪以外の脂質値との関係で判断される場合には、150mg/dl未満の場合でも治療を始めなくてはなりません。

 

医師から色々と警告された人のみならず、少し憂慮すべき数値だったという人も、食事や運動による改善策を早めに実行するとよいでしょう。

 

なお、1年に1回だけの定期健診に限らず、機会をとらえて血液検査をしましょう。

 

日常生活で食事や運動の対策をしても正常値になっていかないという方は、ほかの疾病が原因となっていることもあります。

 

数値については自己判断で済まさないで、疑問に思うことは遠慮なく医師に聞いてみるようにしましょう。

 

なお、食後ですと中性脂肪の値は上昇してしまいますので、採血検査は半日以上絶食した状態で受けなくてはいけないのです。